【会社】重要な事は後まわし
今日中にやらなければいけない事は後まわしにします。
通常のセオリーは重要な事からやってしまえ!です。
ただ、重要度が低い仕事でも、チリツモで放っておくと、手に負えない量の仕事になってきます。
とはいえ、他の人に振れるほど社員がいないので、結果最後まで自分でやらなけばいけません。
今日中にやらなければいけない事はなんとしてもやらないといけないので、
その仕事が終わるまで家に帰れないと自分を追い込みながら、簡単な仕事をバンバン放りこみます。
先にやらなければやらない事をやってしまうと、達成感が出てしまい、無駄に休憩したり、簡単な仕事をやらずに放って帰ります。間違いありません。
一日の総仕事量を増やすには
重要な事はあとまわしです。
これは、普通の人はやらない方がいいです。
ストレス溜まりますし、休憩ができず、身体にも影響でる可能性があります。
棟数をたくさんやって昇進したい。
一日の仕事量が増えないという人はそうしていきましょう。
多少の無理も出来ない人が上にいけませんよね。。自分を追い込めるような思考が時には必要です。
我が家のおさる↓
【会社】残業は数日先の仕事を行う
いくら予定を立てていても、毎日仕事が入ってくる。
近隣からのクレーム
職人の取付ミス等による再発注
資材不足、納入時のキズによる再発注
職人からのおさまりを確認したい
天候による工程変更
引渡後のアフターメンテナンス
緊急会議
などなど
あげればキリがないが、当日中にやらなければいけない作業が当日にどんどん入ってくる。
その日にやりたかった仕事が全く手をつけれなかったという事もしばしばある。
そういう当日仕事に対応できるように、
時間を作っては、数日先の仕事を、どんどんやっていく事が、必要になる。
だから、その日の仕事が終わったとしても、残業して数日先の事をやっていく。
また、チェックするためのツールは必ず必要だ。
現場監督の仕事は
一つの大きな仕事というよりは、
小さな仕事が多数あるため、漏れがないように、一つずつ完了のチェックをしていく必要がある。
いろんな方法をためしたが、携帯やPCで管理するより、A3の紙にチェック項目をならべ、手書きでレ点チェックしていく方法が、一番早かった。
秒単位で縮めていかないと、本当に仕事が終わらない。
こういったチェック項目を作っておくと、先の事でも、どんどん進めていく事ができる。
仕事量を増やせない、作業が遅い、ミスが多い人は皆そういったチェック作業が全くできてない。
やる事が、たくさんあるにもかかわらず、それを頭の中だけで整理しようとする。
やらなければいけない事が明確になっていないため、忘れてしまって、やらずに家に帰ってしまう。
帰った後に思い出す、または人に指摘されて思い出すパターンである。
チェック作業を、活用する事で
①作業に漏れがなくなる。
②頭の中をクリーンにできる。
③やらならばいけない事が明確。
④先の作業をどんどん進めていける。
結果的に、時間に余裕ができたり、仕事キャパがどんどん増えて仕事を任させれるようになる、という風に、
周りからの信頼や高評価を得られるようになる。
仕事ができない人は、チェック作業を面倒くさいと思っている。
私からすれば、ミスしてやり直したり、
周りから指摘されて慌てて仕事する方がよっぽど面倒くさい。
趣旨からは離れてしまったが、
一番言いたい事をまとめると、
(そもそも残業するなよっという人は別として)
チェック項目を活用して、
残業時間は、数日先の事をどんどんやる!
急な依頼にも対応しながら
ミスを減らし、最小の手間で一軒一軒こなしていく!
完璧主義は良くないという声もあるが、
われわれはミスが重なるとすぐウツになりやすい仕事なので、完璧主義でないと逆にツライんじゃないかと思う。
チェック表(半分だけ)↓
実際は印刷して、手書きでチェックしている。
【会社】完成時の施主検査とは
お客様にとっては
完成現場を初めて見るので、一番テンションがあがるタイミングである。
だから私は施主検査ではなく、お披露目という呼び方にしている^_^
検査という言い方では全くテンションあがらないだろう^^;
お客様も「検査に来て下さい」といわれても何をすればいいか分からないし無駄に気を張ってしまう。。
だからお披露目でいいのだ。気軽に完成現場を楽しみに来てもらいたい。
今まで、300件を超える施主検査に立会してきたが、
家族の幸せの感じ方がこの立会を通して分かるようになった。
幸せそうな家族はだいたいが心が広く、細かなキズなど見向きもせず、ただただ出来たものに感激しており、感謝の気持ちまで伝えてくれる。
そして、笑いが絶えない。。
こういった家族の定期点検にいくと、
快適で過ごしやすいです^_^
と言って頂ける。
一方そうでない場合は、
粗探しをする気マンマンで、隅から隅までチェックし、指摘しまくってくる。
決まり台詞は「高い買い物なのに」「新築なのに」である。
そんな、お客様に対しては、
どうしても心の壁をつくってしまう。
よく見ないと分からないような、触らないと分からないような、キズを直させたところで、どれだけ満足できるのだろうか。
これから先も、キズがつかないように、慎重に、気をつけながら生活していくのであろうか。
相当な、ストレスライフである。
新築住宅であっても最初からキズ一つない家はない。
正確には施主検査の前に、
工事店側で竣工検査を行い、キズを補修して、お客様にお見せしている。
これは、どこのメーカーでも同じであるが、そのチェックが甘いか、厳しいかはメーカーによって違うとは思う。
ちなみに私の経験からいくと、細かな箇所を指摘しまくってた人にかぎって、定期点検で家に入ると、部屋が汚くて掃除してない、整理整頓できてないという人が多い。
「あの細かさはなんだったんだ!」
「ただ文句言いたかっただけじゃねーか!」
これが心の叫びである。
同じ職人で、同じ材料で、同じ程度の家を作ったとしても、
施主検査(お披露目)の雰囲気は、お客様の捉え方や心の広さで大きく変わってくる。
どー考えても、幸せな家族の方がいい。
笑いが絶えないお披露目をした方が
お互い良いに決まっている。
だから
私はそれに気づいた時から、
どのように、幸せ家族側にお客様をエスコートできるか。
それを重視していくようになった。
家を完璧に作ることは当たり前。
あとはお客様のテンションをどうやってお披露目時にMAXに持って行く事ができるか。
最近はお客様をエスコートしようとしても
SNS等で、素人さんからの適当コメントや、知ったかぶりで
本当にやりづらくなってきた部分もある。
そこを絶えながら、工夫をこらして、
なんとかハッピーライフを届けてあげるのだ。
工夫の仕方はまたどこかで書く事にしよう。
門柱の下に置いている飾り↓
【会社】10年間で330棟
新卒で某ハウスメーカーへ入社
かれこれ10年経ち、お引き渡しさせて頂いたのは330棟
全国10位以内で5回表彰される
最高年間棟数は6年目の時に記録した53棟(全国NO1)✌︎
これは分譲ではなく、全て注文住宅です。
(ちなみに社内の全国平均は年間20棟程)
現場監督の仕事は、ただでさえお客様、会社、職人さんの間に挟まれてストレスだらけにもかかわらず、ハウスメーカーの現場監督は他の工務店名に比べて現場数がかなり多い。
そんな中、より多くの現場を効率よくこなしていくにはいろいろなスキル、経験、知識が必要になってくる。
また、日々発生する問題事項に対して、自分の働き方や人との接し方を少し工夫するだけで、多くの問題を解決していく事ができる。
10年間の経験の中で培ったノウハウを正直に伝えていきたいと思います。
お気に入りの我が家のハンモック