現場監督@不動産投資@自己啓発

ハウスメーカー勤務10年間で330棟引渡の経験から軒数をこなすノウハウを伝えます

【会社】完成時の施主検査とは

お客様にとっては

 

完成現場を初めて見るので、一番テンションがあがるタイミングである。

 

だから私は施主検査ではなく、お披露目という呼び方にしている^_^

 

検査という言い方では全くテンションあがらないだろう^^;

 

お客様も「検査に来て下さい」といわれても何をすればいいか分からないし無駄に気を張ってしまう。。

 

だからお披露目でいいのだ。気軽に完成現場を楽しみに来てもらいたい。

 

今まで、300件を超える施主検査に立会してきたが、

家族の幸せの感じ方がこの立会を通して分かるようになった。

 

幸せそうな家族はだいたいが心が広く、細かなキズなど見向きもせず、ただただ出来たものに感激しており、感謝の気持ちまで伝えてくれる。

そして、笑いが絶えない。。

こういった家族の定期点検にいくと、

  快適で過ごしやすいです^_^

と言って頂ける。

 

一方そうでない場合は、

粗探しをする気マンマンで、隅から隅までチェックし、指摘しまくってくる。

決まり台詞は「高い買い物なのに」「新築なのに」である。

そんな、お客様に対しては、

どうしても心の壁をつくってしまう。

 

よく見ないと分からないような、触らないと分からないような、キズを直させたところで、どれだけ満足できるのだろうか。

これから先も、キズがつかないように、慎重に、気をつけながら生活していくのであろうか。

相当な、ストレスライフである。

 

新築住宅であっても最初からキズ一つない家はない。

正確には施主検査の前に、

工事店側で竣工検査を行い、キズを補修して、お客様にお見せしている。

これは、どこのメーカーでも同じであるが、そのチェックが甘いか、厳しいかはメーカーによって違うとは思う。

 

ちなみに私の経験からいくと、細かな箇所を指摘しまくってた人にかぎって、定期点検で家に入ると、部屋が汚くて掃除してない、整理整頓できてないという人が多い。

「あの細かさはなんだったんだ!」

「ただ文句言いたかっただけじゃねーか!」

これが心の叫びである。

 

 

同じ職人で、同じ材料で、同じ程度の家を作ったとしても、

施主検査(お披露目)の雰囲気は、お客様の捉え方や心の広さで大きく変わってくる。

どー考えても、幸せな家族の方がいい。

笑いが絶えないお披露目をした方が

お互い良いに決まっている。

 

だから

私はそれに気づいた時から、

どのように、幸せ家族側にお客様をエスコートできるか。

それを重視していくようになった。

家を完璧に作ることは当たり前。

 

あとはお客様のテンションをどうやってお披露目時にMAXに持って行く事ができるか。

 

最近はお客様をエスコートしようとしても

SNS等で、素人さんからの適当コメントや、知ったかぶりで

本当にやりづらくなってきた部分もある。

 

そこを絶えながら、工夫をこらして、

なんとかハッピーライフを届けてあげるのだ。

工夫の仕方はまたどこかで書く事にしよう。

 

門柱の下に置いている飾り↓f:id:omaomasa:20190528201716j:image